「鳴く=上級者っぽい」は大きな誤解
麻雀を始めたばかりの頃、「ポン!」「チー!」と鳴けば速くアガれると思って、ついクセのように鳴いてしまう人が多いです。
しかし実は、初心者の「無駄鳴き」ほど損をする行動はありません。手が崩れるだけでなく、相手に情報を与えてしまいます。
この記事では、初心者がやりがちな「無駄鳴き」のパターンと、その防ぎ方・正しい鳴きの判断基準を解説します。
1. 鳴くと何が起こる?メリットとデメリット
🔸鳴きのメリット
- 手が速く進み、テンパイまで近づきやすい
- 鳴くことで他家の自由を制限できる
🔻鳴きのデメリット
- 手牌が減る=打点が安くなりがち
- 待ち牌が読まれやすくなる
- 鳴いた後はリーチができない
つまり、鳴くことは攻めの武器でもあり、大きなリスクでもあるのです。
2. よくある「無駄鳴き」のパターン
初心者がやってしまいがちな「損する鳴き方」は以下のようなパターンです。
- 役がないのにチーやポン(※アガれません!)
- 1枚目の役牌をポンして他に続かない
- チーで形を崩しすぎる(両面をカンチャンにするなど)
- 中盤以降にテンパイしてないのに鳴く
これらは自分のアガリを遠ざけるだけでなく、相手に「この人はテンパイしていないな」とバレる原因にもなります。
3. 鳴いてOKな場面とNGな場面の見分け方
✔ 鳴いてOKなケース
- 鳴いてもアガれる役が確定している(例:役牌ポン→ドラあり)
- 早アガリで親を流したいとき
- 終盤でラス回避が最優先の状況
❌ 鳴くのを控えるべきケース
- 鳴いても役がない
- 形が良いメンゼン(門前)手の途中
- 手が高くなりそうな場面(鳴くと点数が下がる)
迷ったときは「この鳴きは点数的に得か?」と考えるクセをつけましょう。
4. 鳴くときは「役」を意識するクセを
初心者にありがちなのが、「ポン・チー」が手癖になってしまっていることです。
以下のようなルールを意識すると「無駄鳴き」はぐっと減ります。
- 鳴く前に「役があるか?」を必ず確認
- チーはできるだけ控える(ポンのほうが有効)
- 鳴く回数が多い=打点が安いと理解する
「リーチできない=打点が出せない」
これは大きなデメリットです。初心者のうちはできる限り門前リーチ型を目指すのがベストです。
5. 鳴く判断に迷ったら「鳴かない」が正解
最後に、初心者がもっとも覚えておきたいコツはこれです:
鳴いていいか迷ったら、鳴かない。
鳴かない=手がバレない・打点が高くなる・リーチができる、という大きなメリットがあります。
無理な鳴きでテンパイしても、安くて読まれやすい手になり、結局アガれないどころか、他家のリーチに振り込むことも。
門前でのアガリが「基本」で、鳴きは「状況次第のスキル」だと覚えておきましょう。
まとめ|「鳴きすぎ=損」を理解しよう
麻雀の「鳴き」は上手に使えば武器ですが、初心者ほど鳴きすぎて損をしています。
- 鳴く前に「役」があるか確認
- チーよりポンの方が優先度高い
- 迷ったら基本は「鳴かない」
この3つを意識するだけで、「無駄鳴き」は激減します!
落ち着いて、手牌の完成度と点数を意識して判断できるようになりましょう。
「なんとなく鳴いた」が減ると、一気に勝率が上がりますよ!
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