「チー・ポン・カン」って何?麻雀の鳴きとは
麻雀でよく聞く「チー」「ポン」「カン」は、いわゆる鳴き(副露・フーロ)のことを指します。
鳴くことで手を早く進められる反面、失うもの(打点や自由度)もあります。
この記事では、「チー」「ポン」「カン」の意味・使い方・注意点を、初心者向けにわかりやすく解説します。
1. チー・ポン・カンとは何か?|基本の解説
🔹チー(吃)
左側のプレイヤーが捨てた牌を使って、順子(連番3枚)を作る行為です。
- 例:手牌が「④⑤」で、左から「③」が出たら「チー」
- 左の人からしかチーできないのが特徴
🔸ポン(碰)
誰かが捨てた牌を使って、刻子(三つ子)を作る行為です。
- 例:手牌に「東東」、誰かが「東」を捨てたら「ポン」
- 誰からでもできる
🔶カン(槓)
同じ牌を4枚揃えてカン子にする行為です。
- 暗カン:手牌の中で4枚揃ったとき
- 明カン:ポンしているところにもう1枚加える
- 大明カン:他家の捨て牌を使ってカン
カンをするとドラが増える代わりに、相手に警戒されやすくなるデメリットもあります。
2. 鳴くと何が起きる?|メリットとデメリット
✅ 鳴きのメリット
- 手が早く進み、アガリまで近くなる
- 役によっては手軽にアガリが狙える(例:役牌)
⚠️ 鳴きのデメリット
- リーチができなくなる(門前でなくなる)
- 打点が下がる(1000点などの安手が増える)
- 手牌がバレやすくなる
つまり、鳴くとアガリやすくはなりますが、点数や守備力を犠牲にすることになるのです。
3. 初心者が鳴いてもいいケースとは?
初心者が安心して鳴いてよい場面は、以下のような状況です。
- 役牌(白・發・中や場風・自風)をポンして役を確定させるとき
- 終盤で1,000点でもアガリたいとき(親を流す、ラス回避)
- テンパイ料がほしい(オーラスの点数条件がある)
逆に、鳴くとリーチができなくなるため、メンゼンで進められそうな手は基本的に鳴かないほうがよいです。
4. 鳴きを使いこなす3つのコツ
① 「鳴いたら役があるか?」を毎回確認
鳴いたのに役がないとアガれません。常に「この鳴きでアガれるか?」を意識しましょう。
② 「点数」よりも「目的」を考える
ラス回避なのか、満貫狙いなのか。目的によって、鳴きの有無は大きく変わります。
③ 鳴くほど、手は読まれる
副露が増えると、相手は「この人の待ちはこれ」と読んできます。鳴けば鳴くほど守備力は下がることを忘れずに。
まとめ|チー・ポン・カンを「攻めの道具」として使いこなそう
「チー・ポン・カン」は麻雀の重要なスキルですが、やみくもに使うと逆効果になることもあります。
- 鳴くと速くなるが、安くなる
- リーチができない
- 相手に手牌の情報が伝わる
初心者のうちは、役牌だけ鳴く/リーチが狙えないときだけ鳴くといったルールを決めておくと無駄鳴きが減ります。
「チー・ポン・カン」を理解すれば、戦略の幅が広がります。
焦らず、状況に応じて使いこなしていきましょう!
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